描く人がモチーフを組む
7つのグループに分かれて
モチーフを組みました。
数名で一つのモチーフを組むということですので、
すんなりとは決まりません。
意見が大きく分かれるグループもありました。
『わたしはレモンを主に描きたい』
『りんごを中心に描きたい』
などと、何度も何度もモチーフを置きなおし、
最後は、結局子どもさん二人の意見が
平行線でした。
『みんなで描くのだから、我慢して・・・』
と、いうことは、簡単ですが、
私はその言葉が好きではありません。
「じぶんの描きたいものを描く。」
そこにこだわりました。
意見の違う人の考えをじっくり聞いた上で、
両方の場所からそれぞれが描きたいものを
それぞれの中心に見えるところはないか、と提案し、
再度検討してもらいました。
そのようにして、描きたい物を我慢をすることなく
なんとかモチーフが決まりました。
「絵を描くこと」というのは、「自分自身の表現」でもあります。
与えられたものではなく、少しでも自分の心を動かすものに、
目を向けてほしいと思っています。
そういう意味で、参加者のみなさんが、
じぶんの手で、モチーフを組んでいただくことが出来て、
本当によかったと思っています。
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